好きなことでメシを食う、そんな生き方があってもいいじゃない!
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旧ブログ「オガのスキメシ日記」

ゴーストライターのオガワが好きなことでメシを食うための方法を徹底解説

取り消したい言葉

取り消したい言葉がある。

 

なぜ、あんな言葉を吐き捨てたのだろう。

 

その言葉で大切な人を傷つけるのは
分かっていたのに。

 

言葉は一度口にすると、
巻き戻すことはできない。

 

そのために「ごめんなさい」という言葉が
存在するのかもしれない。

 

しかし、もう謝ることができない人には
どうすればよいのだろうか。

 

 

記憶は曖昧だが、多分あれは
中学2年生の時だったと思う。

 

もう17~18年も前のことだ。

 

中学2年生と言えば、ちょうど
“反抗期”と言われるタイミングだ。

 

特別グレたりはしなかったが、
親から何か意見を言われるのが
すごく嫌な時期だった。

 


僕は小学校から高校卒業まで
野球をやっていた。

 

頑張って練習したが、残念ながら
僕に野球のセンスはなかった。

 

身体も弱く、体力もない。

 

客観的に見ても、
それほどうまくはなかったと思う。

 

中学校でもレギュラー番号は

もらえなかった。

 

いつもウジウジ悩んでいた

きっと、あれ以上ウジウジしていたら
ハエになっていただろう。

 

野球は思うように上達しない。
周りにどんどん差を付けられる。

 

他にも思春期特有の悩みを
数多く抱えていた。

 


そんなある日、母親が声をかけてくれた。

 


「最近、元気ないけど何かあったのかい?」


「別に…。何にもないよ」


「でも、最近元気がないじゃない」


「本当に何でもないったら!放っておいてよ!!」


「でも……」


「放っておいてって言ってるでしょ!

”他人”には分からないよ!!」

 

 

残酷な言葉を吐いた。

 


「母さんは他人なんだ…」

 


その言葉で、
はっ!と我に返った。

 

あの時の母の顔が今も忘れられない。
なんてひどいことを言ったのだろう。

 

心配してくれた母親を“他人”と罵った。
決して言ってはいけない言葉だった。

 

本心で思っていた訳じゃない。

 

 

だけど、その時の僕は自分の
ちっぽけなプライドを護るために
謝らずに部屋に閉じこもってしまった。

 

ふと、そのことを思い出すたびに
申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

 

あの時の母は、
一体どんな気持ちだったのだろうか。

 

一度言った言葉は、
巻き戻すことができない。

 

 

そのために

「ごめんなさい」

という言葉があるのかもしれない。

 

たった6文字の言葉だけど、
僕は魔法の言葉だと思っている。

 

だけど、その魔法は生きている人にしか
使うことはできない。

 

あたり前に存在していると、
その大切さを忘れてしまうことがある。

 

いつまでもあたり前に存在してくれると
思ったら大間違いなのに。

 

悪いと思っていて
「ごめんなさい」が言えないと
“後悔”という言葉が残るんだ。

 


 


僕は今31歳。いい年だ。

 

でも、あたり前のことができてなくて
周りの人に迷惑をかけてばかりだ。

 

これからは、少しずつでも前に進みたい。

 

悪いと思ったことは
きちんと謝ることができる
誠実な男になろう。

 

そして謝ってきた人を許せる
優しい男になろう。

 

そう思わずにはいられない、
今日この頃なのです。