好きなことでメシを食う、そんな生き方があってもいいじゃない!

旧ブログ「オガのスキメシ日記」

ゴーストライターのオガワが好きなことでメシを食うための方法を徹底解説

オヤジが人工透析するという話

注:今回の記事はシリアスな内容を含んでいます。


人工透析など医療関係の話にも触れているので、
突っ込みたいという方もいると思います。


しかし、医療批判をしたい訳でもありません。
私個人の見解として捉えて頂ければ幸いです。

 


==== 本編 ====

 


オヤジが人工透析をすることになった。

 

言うまでもなく、
オヤジというのは父親のことだ。

 

身近な人が病気になり、
元気が無くなっていく。


そういう経験は、
いつになっても心に突き刺さる。

 


一体どこから話そうか。

 


色々と話をしたいことはあるが、
今回は私のオヤジがどのような
生活を送り、現在まで至ったか
少し話をしていきたい。

 


オヤジの年齢は61歳。

 


僕が小学校、中学校の頃は、
オヤジは健康そのもので、
とても元気に過ごしていた。

 

若い頃はかなりの
ヤンチャもしていたようだ。

 

病気をするような気配もなく、
毎日を過ごしていた。

 


しかし、身体というのは
突然変調をきたすもので、
ある日、オヤジは急性腎不全で
入院することになった。

 

腎臓を悪くしてから、
治療中免疫力が下がり、
目にウイルスが入ってしまい
片目の視力が著しく低下した。

 


それから腎臓の検査をしても
数値は改善するところか
悪化の一途を辿っていった。

 

透析ギリギリのところで
何とか持ちこたえていたが、
いよいよどうにもならなくなった。

 


オヤジの担当医から家族が
呼び出され、状況説明を
受けることになったのある。

 


呼び出されたのは、


‐兄貴
‐自分
‐おばさん2人(オヤジの妹)


計4人であった。

 


兄貴と僕は仲が良くないので、
顔を合わせるのは久しぶりである。

 

そして、
担当医からの話が始まった。

 

端的に言うと、
オヤジの検査数値が極めて悪く、
体調も良くないことから、
早急に対処しなければいけない。

 


「このままだともって一年だろう。
 人工透析をするかこのまま過ごすか」

 


そのような内容だった。

 

透析かこのままか。

 

担当医が提示してきた
選択肢は極めてシンプルだった。

  


担当医の話を聞いて家族の間では
意見が分かれることになる。

 

人工透析賛成派、

おばさん2人と兄貴。

 


人工透析反対派、

僕。

 

3対1の構図が
出来上がってしまった。

 


そもそも私は納得がいかなかった。

 


雰囲気的には人工透析
一択になるような雰囲気で
担当医も話を進めている。

 

僕としては、民間療法や
食事療法など検討すべき
選択肢が他にもあると思った。

 


そもそも透析をしなければ
1年もたないというのは、


どういう基準で考えているのか
全くピンときていない。

 

 

言葉は悪いが、


「人の寿命が分かるなんてすごいね。
 あなたは神様なのか?」


と心の中で嫌味を言っていた。

 

 

確かに、オヤジのことを
長年見てきて、自業自得だと
思うところも多々ある。

 

過去のオヤジの生活は、
一日2~3箱タバコを吸っていたし、
甘い缶コーヒーも1日2~3本飲んでいた。

 

しかも、塩辛い食べ物が好きで、
焼き魚や納豆にも大量の醤油を
入れていた。

 

そんな生活をずーっと続けていたら
身体も悪くなっていくのだろう。

 

 

でも、本当に人工透析以外の
選択肢は無いものなのだろうか?

 


あまり知られていないが、
人工透析をしたら、


病院側は年間500万円の
利益を出すことができる。

 


ひねくれた考えかもしれないが、
利益のために人工透析
誘導してるのではないか?

 

そのように考えずには
いられなかった。

 


私が透析に反対していたのには、
他の理由もある。

 

オヤジの軽度ではあるが
大動脈乖離を起こしかけていた。

 


大動脈乖離とは、
身体の中を走っている大動脈が
乖離しかけている

(つまり裂けかけている)
状態なのである。

 

 

人工透析は、
血液をキレイにするために
外部の装置と血管を繋ぎ、
装置から血液を身体に戻す。

 

その際に血液を送り出す
ポンプ作用を強めるため、
血管に負荷がかかってしまう。

 

ヘタをしたら、人工透析中に
大動脈乖離が悪化して
そのまま死に至るリスクもある。

 

 

腹が立ったのは、
僕がその話に触れるまで
担当医が黙っていたことだ。

 

「オヤジは大動脈乖離があるから
 人工透析で悪化するリスクがありますよね」

 

「確かにそのリスクはありますが…」

 

なんでそのリスクを
説明しないんだよ。

 

家族に人工透析で早々に
納得してもらいたいという
意図が透けているように思えた。

 


しかも一度人工透析をはじめたら
もう人工透析なしでは生活が
できない身体になってしまう。


そんなに簡単に勧められる
話ではないはずだ。

 


なんでここまで人工透析
こだわるのだろうか?

 


人工透析か来年死ぬか。

 


担当医の話を聞いていると、
そのように聞こえてしまう。

 


しかし、僕も自分の意見を
オヤジに押しつけていいのか
自信はなかった。

 

仮に人工透析をやらないとしても
このままで良いわけがない。

 

民間療法、食事療法を行うとしても
相当な知識と労力を割かなければ
いけない。

 

生半可な気持ちで
取り組めることではないはずだ。

 

しかもオヤジ本人がやりたいと
思えないなら、成功確率は低い。

 

大した知識や代替案がないのに、
人工透析を反対し続けて
良いものなのだろうか。

 



担当医の話を聞きながら、
色々なことを考えたが、
決断はオヤジの手に
ゆだねるしかないと思った。

 


しかし、
担当医との話し合いが終わった後、
私は兄貴と若干の言い争いをした。

 

「あの場で透析を反対するなんてあり得ない」

 

兄貴は透析以外の選択肢は
ないと思っているようだ。

 

僕からしたら、担当医の話を
鵜呑みにして思考停止するより
他の選択肢も視野に入れた方が
良いと思うのだが。

 


兄貴は、


「オヤジが動けなくなったら
 誰が面倒みるんだよ」


人工透析して身体が楽になるなら、
 その方がいいだろ」


という話をしていた。

 


なんで、オヤジの面倒を
誰がみるなんて論点になるの?


自分が面倒になりたくないから、
手っ取り早く済ませたいの?

 

しかも人工透析をしたら
身体が楽になるって誰が言った?

 

担当医の話では、


「多少は楽になると思う」


って言ってたから、
楽になるとは断定してなかったよ。

 


身体は楽になるかもしれないし、
楽にならないかもしれない。

 

それはやらないと分からないでしょ。

 

なんで一方的な見方しかしないの?

 


という感じで兄貴と僕は、
険悪な言い争いをするのだ。

 

僕は兄貴を話が分からない人だと
思っているし、兄貴もきっと
そのように思っているのだろう。

 


まぁ、お互いさまなのだろう。
鏡の法則というやつだ。


全然思考も違うし、
馬が合わない。

 

話が逸れた。

 

僕と兄貴の兄弟仲なんて
この際どうでもいい。


重要なのは、
オヤジの決断である。

 


結局、オヤジは人工透析
はじめてしまった。


オヤジの決断だから、
尊重したいし応援したいと思う。

 

でも一生透析の治療からは
逃れることはできない。

 

この現実は重くのしかかる。

 

僕も決して他人事ではいられない。

 

自分の身体も今から
ケアしていく必要があると
考えずにはいられない。

 


今回の病院側の意図は
はっきりと分からないが、
僕は納得できなかった。

 

病院側の利益のために
誘導されたように感じてしまった。

 

仮にそうでなかったとしても、
世の中には、利益目的のために
おかしなことになっている
仕組みがたくさんある。

 

 

無知のままいると、
いつまでも搾取される側に
いなければいけない。

 

自分が無知のために、
病気になったり損をしたりする。

 

自分だけではなく、
子供がアトピーになったり、
障害を持って産まれてくる
リスクも高まってしまう。

 


もっと勉強しないと
いけないと思った。


 


世の中の仕組みを知らないと、
多くのデメリットがある。


知らず知らずのうちに、
マイナス方向に誘導されてしまう。

 



人間とは自己の利益のために
色々なことを画策する。


僕も人のことは言えないが、
なんだか虚しくなってしまうな。

 


本当に「相手のために」と
思えることを続けていきたい。

 


人工透析をしている方にとって
不快に思う部分があったら
本当に申し訳ない。

 


ただ、率直な感想を
書かせて頂きたかった。

 

どうかご理解頂けたら
嬉しい限りである。

 

 

それでは、また!